あっちゃんとやすすの会話
その1
敦子「やすs、不幸って何?」
やすs「幸せじゃないってことだよ」
敦子「やすs、しあわせって何?」
やすs「わからない方が幸せだよ」
その2
とある映画監督の部屋を若い宮脇サクラが訪れた。
「監督・・御願いです。今度の映画でどうか私を主役にさせてください」
「その為なら・・私・・なんでもします・・」
サクラは教授の前に跪き、髪をなで上げながら、彼の瞳を色っぽく見つめた。
監督も彼女の瞳を見つめる。
『何でも・・するのかい?』
「えぇ・・します・・」
彼女の耳元にそっと監督は囁いた。
『それじゃ・・・してくれるかな・・・演技の勉強を』
その3 創作劇(敦子の父親)
男は,今日も仕事で疲れきって,遅くなって家に帰ってきた。すると,彼の5歳になる敦子がドアのところで待っていたのである。彼は驚いて言った。
「まだ起きていたのか。もう遅いから早く寝なさい」
「パパ。寝る前に聞きたいことがあるんだけど」
「なんだ?」
「パパは,1時間にいくらお金をかせぐの?」
「お前には関係ないことだ」男はイライラして言った。
「なんだって,そんなこと聞くんだ?」
「どうしても知りたいだけなの。1時間にいくらなの?」敦子は嘆願した。
「あまり給料は良くないさ・・・2000円くらいだな」
「わあ」敦子は言った。
「ねえ。パパ。わたしに1000円、貸してくれない?」
「なんだって!」疲れていた父親は激昂した。
「お前が何不自由なく暮らせるためにオレは働いているんだ。それが金が欲しいだなんて。だめだ!早く部屋に行って寝なさい!」
敦子は,黙って自分の部屋に行った。
しばらくして,父親は後悔し始めた。少し厳しく叱りすぎたかもしれない...。たぶん,敦子はどうしても買わなくちゃならないものがあったのだろう。それに,今まで敦子はそんなに何かをねだるってことはしない方だった・・・
男は,敦子の部屋に行くと,そっとドアを開けた。
「もう,寝ちゃったかい?」彼は小さな声で言った。」
「ううん。パパ」敦子の声がした。少し泣いているようだ。
「今日は長いこと働いていたし,ちょっとイライラしてたんだ・・・ほら。お前の1000円だよ」
敦子は,ベットから起きあがって,顔を輝かせた。
「ありがとう。パパ!」
そして,小さな手を枕の下に入れると,数枚の硬貨を取り出した。
父親はちょっとびっくりして言った。
「おいおい。もういくらか持ってるじゃないか」
「だって足りなかったんだもん。でももう足りたよ」敦子は答えた。
そして,1000円札と硬貨を父親に差しのべて...
「パパ。わたし,2000円持ってるの。これでパパの1時間を買えるよね?」
父親は目頭を熱くして微笑んだ。
良い脚本だと思うわ。2000円かな?
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あっちゃんとやすすの会話
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